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My Life as a Nephrologist in the U.S.A. アメリカで透析と腎移植に生涯を捧ぐ

アメリカで透析と腎移植に生涯を捧ぐ

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はじめに

 私の医師としての人生を振り返ってみると、自分の実力ではなく多くの優秀な指導者達、特に2人の臨床と教育と研究に優れた恩師、コルフとホームズに師事する機会に恵まれたことでした。コルフ先生は人工内蔵臓器の産みの親として、ホームズ先生は超音波医療の産みの親として共に尊敬されています。私はこの2人に感謝すると共に、師事したことを大変誇りに思っています。


 福岡米軍病院でインターンをしたことが、アメリカへ留学のきっかけとなりました。そして一般内科の研修をして腎臓内科のフェローシップを終了して、幸いにもアメリカで大変ユニークな医療施設クリーブランド・クリニックに就職し、35年間定年退職するまで勤務しました。


 日本の臨床医療の経験のない私がアメリカに留学、卒業後医学教育を修了して、そのままアメリカに永住していろいろ経験したことを記述しました。しかし定年退職してから約10年後に書いたので、最近の社会情勢の移り変わりから今の若い世代には残念ながら、あまり参考にならないかもしれません。付録では一般の初等と高等教育の紹介、医学部と卒業後医学教育、医療制度とさらに看護師と薬剤師の概要について述べました。実例についてはクリニックとオハイオ州の経験をもとに書いたので、ほかの病院や州では違うかもしれません。その点をご理解ください。


 最後に大変お世話になりました大坪会理事長の大坪修先生、三軒茶屋病院院長の大坪公子先生、元東京大学教授の稲生綱政先生に心から感謝申し上げます。この3人の方々の指導と助言と援助なしには、出版するのは不可能でした。



2004年10月吉日
中元 覚



内容

著者はアメリカで人工内蔵臓器の産みの親コルフ先生、超音波医療の産みの親ホームズ先生に師事した。留学へのきっかけ、インターンとレジデント生活、クリーブランド・クリニックでの35年間の勤務、腎臓移植、血液透析などについて振り返る。

付録の「アメリカの医学教育と医療の現状」では、一般の初等と高等教育の紹介、医学部と卒業後医学教育、医療制度とさらに看護師と薬剤師の概要についてまとめた。


目次

■推薦のことば

アメリカにおけるドクターとしてのあり方、完成された内科医の道、専門分野での業績、人々とのおつき合いなど、 中元覚先生の所属されているクリーブランド・クリニックを通して、常に前進的な生き方を拝見しました。

付録のアメリカの医学教育と医療の現状も貴重な資料となっております。

透析や腎移植に関心のある方々、とくにアメリカでレジデントを希望する若い医師には時代を超えて必読の書としてお薦めしたい。(元東京大学教授 稲生綱政)