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続・病院再生への挑戦

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【内容】

「病院再生への挑戦」の続編である本書は意欲的に医療再生に取り組んだ医療機関の実践事例集である。

国際医療福祉大学大学院の病院再生セミナーで発表された、札幌道都病院・十和田市立病院・豊川市民病院・滋賀病院・佐渡総合病院・置賜総合病院の事例や地域医療再生基金・ICT活用・地域医療再生など、地域医療関係者の努力と知見に富むアイデアを紹介。

【対 象】

病院経営者・医療従事者・企業関係者・自治体関係者


【目次】












序文

医療崩壊が叫ばれはじめ、地域医療の重要性が認識され、国会で審議され2009年より、地域医療再生基金3,100億円が地方自治体に交付されることになった。また2008年8月に政権交代が行われ民主党の元でも少なくはなったが2,350億円という多額の地方交付税が2009年に交付された。その基金を元に、その地域特有の地域医療の課題を解決すべく実施されてきた。

その方法論と成果について具体的な知見を得るために、国際医療福祉大学大学院では乃木坂スクールという公開講座で2008年より毎年、病院再生セミナーを実施してきた。この講座の中から、皆様方に広く知っていただきたい事例についてHCI21(HealthCare Innovation21)病院再生研究会より報告させていただいてきた。それをまとめたのが、この本の前身である『病院再生への挑戦』である。

さて、この地域医療再生基金は5年間に使い切る必要が有り、その最終年が2012年度であった。この結果、果たして病院再生は、地域医療再生はどうなったのであろか。国はこの基金に追加の補正予算を2010年に組み、必要な助成を続けてきた。また、2012年の総選挙において、再度の政権交代がなされたが、日本の医療再生はまだ緒についたばかりである。今後の地域医療再生基金の可能性と成功したプロジェクトの展開に期待するところが大きい。

このような状況下で、2012年の病院再生セミナーで発表した事例を紹介する事になり、今回、先の本の続編を出版することになった。医療再生にチャレンジしてきた地域医療関係者の皆様の努力と知見に富むアイデアをご覧いただきたい。

団塊の世代が後期高齢者になる2025年に向かって医療と介護の連携が叫ばれ、2013年度から始まる新医療計画では、まさに、現場主導の地域医療再生を実施して行くことや在宅における医療介護連携をどう解決していくかが大きな課題となっている。これには、特にIT、ICTの利活用が重要ポイントになっている。この本は病院再生を目指す医療関係者のみならず、新たな医療計画がスタートする本年、それぞれの地方自治体の方々にも有用な情報となることを期待したい。