JMPマガジン136
オペ室からの伝言
心臓外科のマイスターたちが語るプロフェッショナルの道
- ●200CLUB(代表 川副浩平)著
- ●A5変形/176頁
- ●定価(本体価格1,800円+税)
- ●ISBN 978-4-86577-033-9
対象:医師、医療者
【内容】
「ライブ手術」という新たな道を切り拓いた侍たちが、次世代に向けて本音を吐いた。―手術とは、天職とは、これからの心臓外科は―。
200CLUBメンバーが、プロフェッショナリズムの持論を展開し、心臓外科医の未来を推考。第一線で多くの困難を克服してきた外科医たちの、知恵と示唆の詰まった一冊。
【200CLUBとは】
日本の心臓外科の隆盛期をけん引してきた医師でつくる、心臓外科医の育成を目的とした組織。
名称は、優れた心臓外科医の証といえる「年間200症例以上の心臓外科手術」にちなむ。
メンバーが執刀する手術をライブ配信する「心臓外科手術ライブセミナー」と、アニマル・ラボでメンバーが手術手技を直接指導する「Fellow Training Program」を毎年開催してきた。
1997年からSFCS(Summer Forum of Cardiac Surgeons)として、2001年から200CLUBとして20余年にわたり活動し、2018年2月をもって閉会。これまでの総参加者数は、全国から延べ2000名を数える。
【目次】
- Ⅰ 座談会「心臓血管外科の未来へ」
- 第一部 すべてを見せるライブ手術からの学び
- 第二部 これからの心臓外科医とは
- Ⅱ 後輩たちへのメッセージ―心臓外科医を天職として―
- タテ糸とヨコ糸 川副浩平
- 心臓外科手術に淫して 大北 裕
- 「真似る」と「学ぶ」 岡林 均
- 運命的に選んだ心臓外科 荻野 均
- 「良い手術」をするために必要なこと 角 秀秋
- 手術の現場でじかに学ぶ 小宮達彦
- 若き心臓外科医への手紙 坂田隆造
- 医師は天職? 坂本喜三郎
- 夢を追って 佐野俊二
- 「諦めない心」で無骨に生きる 高梨秀一郎
- 手術の「流れ」を感じて 高橋幸宏
- 偉大な先人たちに導かれて 田嶋一喜
- 医学は「常に不完全である」を胸に 松居喜郎
- 心臓外科医はスポーツマン? 夜久 均
- 手術中の独り言 井野隆史
- Ⅲ 200CLUB全記録
- メンバープロフィール・主要論文・著作紹介
- 心臓外科ライブセミナー全記録1999~2017
【著者一覧】
- 川副浩平(関西医科大学総合医療センター 心臓血管病センター長)
- 大北 裕(高槻病院 心臓・大血管センター長)
- 岡林 均(北野病院心臓血管外科スーパーバイザー、三菱京都病院心臓病センター長)
- 荻野 均(東京医科大学外科学第二講座(心臓血管外科)主任教授)
- 角 秀秋(福岡市立こども病院 副院長)
- 小宮達彦(倉敷中央病院 心臓血管外科部長・心臓病センター心臓血管外科副センター長)
- 坂田隆造(大阪赤十字病院 院長)
- 坂本喜三郎(静岡県立こども病院 院長)
- 佐野俊二(カリフォルニア大学サンフランシスコ校(UCSF)教授)
- 高梨秀一郎(榊原記念病院 副院長・心臓血管外科主任部長/慶應義塾大学医学部客員教授)
- 高橋幸宏(榊原記念病院 副院長・心臓血管小児主任部長)
- 田嶋一喜(名古屋第二赤十字病院 副院長・心臓血管外科部長)
- 松居喜郎(北海道大学大学院医学研究院 循環器・呼吸器外科教授)
- 夜久 均(京都府立医科大学外科学教室 心臓血管・小児心臓血管外科学部門 教授)
- 井野隆史(自治医科大学附属さいたま医療センター 名誉教授)