JMPマガジン139
糖尿病疫学研究 舟形スタディは日本の糖尿病診療をどう変えたか?
- ●編著 富永真琴(元山形大学医学部臨床検査医学教授/医療法人社団友志会リハビリテーション花の舎病院 副院長)
- ●B5判/74頁
- ●定価(本体価格1,800円+税)
- ●ISBN 978-4-86577-031-5
【対象】医師・保健師・糖尿病の治療や研究に携わる方々。
【内容】
山形県舟形町で平成2年(1990年)に始まった≪舟形スタディ≫。
≪舟形スタディ≫では山形大学が町当局や保健師さんの協力を得て40歳以上の全住民を対象に、世界標準の75g経口糖負荷試験(OGTT)を一次検査として行い、糖尿病の有病率を8.4%と推定することができた。
日常的には食後高血糖と心血管疾患は関係が深いのではないかということを示し、日本における糖尿病の有病率や患者数の算出に他のコホート研究などと同様に大きな役割を果たした。
【目 次】
- Ⅰ.糖尿病疫学研究 舟形スタディは日本の糖尿病診療をどう変えたか?
- 舟形スタディの黎明期/舟形スタディ、糖尿病有病率調査、合併症調
- 査、糖尿病発症のリスク研究/舟形町のコホート研究/隠れ糖尿病の認
- 知/JDPP研究/隠れ糖尿病/健康日本21と特定検診
- 査、糖尿病発症のリスク研究/舟形町のコホート研究/隠れ糖尿病の認
- Ⅱ.座談会 舟形町糖尿病検診を振り返る
- 出席者 伊藤ミエ子・渡辺 幸子・沼澤富美子(元山形県舟形町健康福祉課 課長補佐)
- (進行)渡部新太郎 多摩大学医療・介護ソリューション研究所副所長
- Ⅲ・舟形町検診後の糖尿病患者のQOL調査―ライフスタイル、受療行動、
- 治療状況―
あとがき
舟形スタディは、結局、何だったのか