JMPマガジン46
ディジーズマネジメントの実際−生活習慣病対策の新展開−
- 監修 田中 滋・松田晋哉 坂巻弘之・森山美知子
- 編集 損保ジャパン総合研究所
- B5判 116頁
- 定価2,940円(本体価格2,800円+税5%)
- ISBN 978-4-902266-36-8
本書は2005年に発足した「ディジーズマネジメント実践事例研究会」で取り上げてきた多様な実践事例や現時点の実践上の主要課題についてまとめた。
「第1・3・4章」では研究者による座談会等で実践事例の研究会を開催した意義等、主要な課題を整理・討議について討議。
「第2章」では研究会で取り上げた済生会滋賀県病院、尼崎市役所、(株)ウェル・ビーイング、非対面プログラムを用いた多地域同時介入、あいち健康の森健康科学総合センター、(株)ヘルスケア・フロンティア・ジャパン、明治安田生命保険相互会社、などの実践事例を紹介。
読者対象は、医療提供者、保険者、民間企業等の実務者、シンクタンク、研究者、行政関係者など。
目次
第1章 研究者座談会
疾病予防活動・事業における実践事例の研究会を開催した意義
- ・ディジーズマネジメント実践事例研究会の意義
- ・米国のディジーズマネジメント
- ・日米の保険者のインセンティブの違い
- ・日本の疾病予防の流れ(職域)
- ・日本の疾病予防の流れ(地域)
- ・本研究会と特定健診・特定保健指導の関係
第2章 7つの実践事例の紹介と解題(実践から得られる示唆)
- 病院における取り組み―済生会滋賀県病院の取り組み
- 職域における取り組み―尼崎市役所の職域における取り組み
- 職域における取り組み―株式会社ウェル・ビーイングの取り組み
- 地域における取り組み―非対面行動変容プログラムを用いた多地域同時介入
- 地域における取り組み―あいち健康の森健康科学総合センター
- ビジネスとしての取り組み―ディジーズマネージメントサービス会社としての株式会社ヘルスケア・フロンティア・ジャパン創業
- ビジネスとしての取り組み―明治安田生命保険相互会社の取り組み
第3章 座談会のための課題整理
実践事例から見えてくる主要課題の整理
第4章 研究者座談会―現時点における実践上の主要な課題
- 主要課題1:対象者に関する領域〜効率的、大規模に実施するための働きかけ手法に関する課題〜
- 主要課題2:働きかけを行う側の領域〜人材育成、人的資源の発掘・確保、組織のマネジメントに関する課題〜
- 主要課題3:双方を継続的にマネジメントする領域〜PDCAサイクルを回すための指標、評価の枠組みに関する課題〜
- 主要課題以外の論点